こどもちゃれんじぷちEnglishレビューまとめ。1年間全て受講した結果は?
2018年度から新たに開講された〈こどもちゃれんじぷち English〉。
現時点の情報では、2019年度も2018年度と同内容と思われます。
そのため、2019年度での受講を検討されている方向けに、2018年度〈こどもちゃれんじぷち English〉を1年間全て受講した結果どうだったか、レビューをまとめておきます。
- 〈こどもちゃれんじぷち English〉とは?
- 教材の目的は?何が学べるの?
- どの様な家庭が向いている?
- どの様な教材が届く?
- 実際、広告は本当だった?効果は?
- 1年間の感想まとめ
- 入会前に勘違いしそうな事まとめ
- 入会前のQ&A
- 各号の教材レビュー(2018年度版)
〈こどもちゃれんじぷち English〉とは?
〈こどもちゃれんじEnglish〉(別名「しまじろう英語」)は、ベネッセの幼児向け英語通信教育サービス。
このうち〈こどもちゃれんじぷち English〉(以下〈ぷち English〉)は2018年度から新たにできたコースで、2歳になる学年(1〜2歳)が対象です。
カリキュラムは3月号スタート〜1月号で終了で、2カ月に1回、奇数月の8日頃〜15日に届きます。
教材の目的は?何が学べるの?
今後の英語学習の土台となる「英語らしい音やリズム」を「マザーグース(英語の童謡)」や「親子遊び」を通して吸収します。
(出典:2018年度1月号"Parents' Support")
この学年は、まだ言葉のアウトプットが活発ではない子どもも少なくないためか、「英語にたくさん触れて親しみを持とう」という内容です。
我が家は最初の号から1年間フルで受講しましたが、全ての号において、実際その様な内容になっていました。
どの様な家庭が向いている?
英語教材は、各家庭の英語教育の目的や方針により、合う or 合わないが異なります。
〈こどもちゃれんじEnglish〉は、以下の方針なら合うと思われます。
・学校で英語に苦手意識を持たない様、小さいうちから英語に慣れ親しませたい
・英語教育にそれほどお金をかけたくない(かけられない)
・教材に少々日本語が交じっていても気にならない
ざっくり言うと「気軽にゆるく英語に触れさせたいライト層」向けです。
一方、以下の方針だと物足りなさを感じると思われます。
ディズニー英語システムや同じベネッセのWorldwide Kids等、もっと(価格含め)本格的な教材や習い事の方が合うかもしれません。
・英語も日本語と同程度使いこなせる様になってほしい(バイリンガル教育)
・インターのプリスクールや学校に行かせたい(行かせている)
・子どもの英語教育にお金や親の労力を惜しまない
・教材に少しでも日本語が入っているのは嫌
どちらの教材が良い or 悪いではなく単にターゲット層の違いで、〈こどもちゃれんじEnglish〉もよくできていると感じています(素人の親目線ですが)。
どの様な教材が届く?
公式サイトをご覧いただくとわかりやすいですが、基本的には
・英語玩具(〈こどもちゃれんじ〉で言う「エデュトイ」)
・DVD
・Picture Book(英語絵本)
・Parents' Support(保護者向け手引き)
の4点が毎号届きます。
英語玩具
プラスチック製が多く、いずれも英語音声および英語の歌が流れます。
1号あたりの受講費が〈こどもちゃれんじ ぷち〉よりも若干高いためか、〈こどもちゃれんじ ぷち〉のエデュトイよりも作りがしっかりしています。
(もちろん、市販品と比較すると簡素ですが)
「マイリズムプレーヤー」「Sing & Talk しまじろう」は、〈こどもちゃれんじ〉のエデュトイ同様、「本体が届いた次(+α)の号は追加パーツのみが届き、追加パーツのみの号から始めた場合は本体も一緒に届く」というパターンです。
また、〈こどもちゃれんじ〉同様、DVDの最後に、次号+次々号の英語玩具の実演映像が収録されています。
これを見て子どもが事前に遊び方を覚え、英語玩具が届いてすぐに遊ぶことができます。
DVD
歌&ダンス(手遊び)や発音が中心。
歌はマザーグース(英語の童謡)の他、オリジナル曲も有。
ダンスや手遊びは、この年齢向けという事もあってか簡単な振り付け。
また、その号の英語玩具に収録されている歌も登場し、よりその歌に慣れ親しめます。
出演者や収録内容など詳細は各号のレビュー記事をご覧ください。
Picture Book
こちらも〈こどもちゃれんじ〉の絵本よりは作りがしっかりしており、市販の絵本と同様。
内容も、(3月号以外は)市販の絵本と同様に、全体を通して1つの物語になっています。
毎号のDVDに絵本をそのままアニメ化したコーナーがあり、ネイティヴスピーカーの朗読を子どもに聴かせる事ができます。
Parents' Support
保護者向け手引き。
冊子ではなく、毎号1枚の横長の紙をじゃばら折りしたもの(1月号除く)。
とはいえ内容は濃く、その号のねらいや各教材の取り組み方、保護者の声かけ具体例やFAQも有。
実際、広告は本当だった?効果は?
英語特有の音やリズムに触れ、英語に慣れ親しむ:◯
この講座全体の目的だけあって、毎号その様な内容でした。
言い方を変えれば、「慣れ親しむ」レベル止まりです。
今後学年が上がるにつれてアウトプットの練習も入ってくる様ですが、〈ぷち English〉では「英語で言ってみよう!」と直接的に促す事はしません。
英語の歌やフレーズを聞いて、自然と真似して英語が口から出れば上出来…という程度です。
「英語に慣れ親しむ」効果は充分にあり、満足しています。
「日本語ではないから…」と敬遠する事なく、英語の映像、歌や絵本を日本語のと同様に楽しんでいます。
英語「を」楽しむというよりは、英語「で」楽しんでいるという表現が適切かもしれません。
〈ぷち English〉の教材に限らず、日本語の〈こどもちゃれんじ ぷち〉の英語吹替や、英語圏の子ども向け絵本やアニメも、日本語のものと同様に英語で楽しんでいます。
保護者が英語苦手でも大丈夫:△
英語が苦手な保護者でも取り組める仕組みはありました。
・絵本の内容をそのままアニメにしたものがその号のDVDに収録
=DVDに絵本の読み聞かせを代行してもらえる
・絵本やDVDは全て日本語訳付き
とはいえ、子どもから絵本の読み聞かせや歌のリクエストをされた場合は、結局保護者の英語を聞かせる事になりました。
それでもやはり保護者の英語を聞かせたくないという場合、絵本は、子どもの目に触れさせず最初からない物にする or 日本語で読み聞かせする形になります。
私も英語の発音に自信があるわけではありませんが、絵本や歌は自分の英語を聞かせていました。
(教材の音声を真似して発音する様には心がけました)
しかし、今のところ我が子はちゃんと英語の発音で言葉が出ています。
日本語の〈こどもちゃれんじ〉と両立できる:◯
「全然取り組んでいないのにもう次の号が来てしまった」という事はありませんでした。
我が子は保育園に行っていないうえ他の習い事もしておらず、子どもが自宅で過ごす時間が十分あったのもあるかもしれません。
なお、我が家のDVDタイムは1日1回 or 2回で、
〈ぷち〉日本語音声
↓
〈ぷち English〉前半
↓
〈ぷち〉英語音声
↓
〈ぷち English〉後半
と4回(2〜4日)で1周のローテーションで見せていました。
おもちゃは、両方受講する分もちろん増えます(笑)
元々「〈こどもちゃれんじ〉を受講するなら、市販のおもちゃを買うのは誕生日とクリスマスだけ」と決めていましたが、それでもおもちゃ置き場があふれてしまいました。
そのため、時々おもちゃをこっそりリストラしています。
(もう少し大きくなったら、子どもに相談しながらリストラするつもりです)
1年間の感想まとめ
英語に慣れ親しむだけで十分なら良い教材
この年頃の子どもの興味をひく内容で、さすがベネッセと感心しました。
〈ぷち English〉の対象年齢は自我や好き嫌いが激しくなる年頃ですが、我が子は喜んで取り組んでいます。
日本語の〈ぷち〉より気に入っているかもしれません。
結果、英語の歌を(まだ一部ですが)一緒に歌ったり、英単語を言いながら英語玩具で遊ぶ様になったりして、無理なく英語に慣れ親しめました。
言葉の爆発期を迎えるまでは効果がわかりにくい
幼児の英語学習全般に言えますが、子どもが「言葉の爆発期(=口に出す語彙が急激に増える時期)」を迎える前だと、いくら英語を教えても子どもが全然口に出さないため、保護者としてはやりがいや効果を感じにくいと思われます。
この「言葉の爆発期」がいつかは個人差が大きく、早い子どもだと1歳代、多くは2歳代で迎えると言われています。
子どもによっては、〈ぷち English〉のうちは、口にする英単語の数が全然増えずに終わってしまうかもしれません。
(我が子がまさにそうでした…)
そのため、少なくとも〈ぷち English〉では、話せる英単語の数は気にせず「英語に親しめればOK」位の軽い気持ちで受講するのがオススメです。
入会前に勘違いしそうな事まとめ
公式サイトやDMだけでは入会前に把握できなさそうな盲点を、別記事にまとめています。
こどもちゃれんじぷちEnglish 入会前に勘違いしそうな事 - 個人の感想です
入会前のQ&A
こちらも別記事にまとめています。
こどもちゃれんじぷちEnglish 入会前の疑問Q&A - 個人の感想です
各号の教材レビュー(2018年度版)
公式サイトを見る限りでは2019年度の教材も2018年度と同じ様ですので、2018年度のレビュー記事をまとめておきます。
2年分一括払い特典
〈こどもちゃれんじEnglish〉全コース共通の特典ですが、2歳未満NGの表記があり、使わなくなったおもちゃを詰めてクローゼットの奥に眠っています。
(2歳未満NGなのは、2017年度まで〈ぷち English〉がなかった名残かと思われます)
こどもちゃれんじEnglish 教材収納BOXの感想。1才児にはNG? - 個人の感想です
先行入会特典(しかけつき英語絵本&DVD)
こどもちゃれんじぷちEnglish おうち英語スタートセットの感想(1才1か月) - 個人の感想です
3月開講号
<届いた当初>
こどもちゃれんじぷちEnglish 3月開講号の感想(1才2か月) - 個人の感想です
こどもちゃれんじぷちEnglish マイリズムプレーヤーの感想(1才2か月) - 個人の感想です
こどもちゃれんじぷちEnglish 3月号DVDの感想(1才2か月) - 個人の感想です
<しばらく取り組んだ後>
こどもちゃれんじぷちEnglish 3月号を3週間やってみた結果(1才2か月) - 個人の感想です
5月号
<届いた当初>
こどもちゃれんじぷちEnglish 5月号の感想(1才4か月) - 個人の感想です
こどもちゃれんじぷちEnglish 5月号DVDの感想(1才4か月) - 個人の感想です
<しばらく取り組んだ後>
こどもちゃれんじぷちEnglish 5月号を1か月やってみた結果(1才4か月) - 個人の感想です
※マイリズムプレーヤー専用ディスクの残り2枚は、2019年度は5月号で1枚、7月号で1枚届くそうですが、2018年度は5月号で一気に届きました。
7月号
こどもちゃれんじぷちEnglish 7月号の感想(DVD/英語玩具以外) - 個人の感想です
こどもちゃれんじぷちEnglish 7月号DVDの感想 - 個人の感想です
こどもちゃれんじぷちEnglish7月号 Dancing Stickの感想 - 個人の感想です
※マイリズムプレーヤー専用ディスクの残り2枚は、2019年度は5月号で1枚、7月号で1枚届くそうですが、2018年度は5月号で一気に届きました。
よって、7月号の記事には、マイリズムプレーヤー専用ディスクのレビューがありません。
9月号
こどもちゃれんじぷちEnglish 9月号の感想(DVD以外) - 個人の感想です
こどもちゃれんじぷちEnglish 9月号DVDの感想 - 個人の感想です
11月号
こどもちゃれんじぷちEnglish 11月号の感想(DVD以外) - 個人の感想です
こどもちゃれんじぷちEnglish 11月号DVDの感想 - 個人の感想です
1月号
こどもちゃれんじぷちEnglish 1月号の感想(DVD以外) - 個人の感想です
こどもちゃれんじぷちEnglish 1月号DVDの感想 - 個人の感想です
以上、〈こどもちゃれんじぷち English〉全体のレビューでした。